笑顔の可愛いジュンコさんは、
私のクラスに10年近く、通っていただいたのですが、
ご病気を機におやめになり、
ちょうど1年前にお亡くなりになりました。
現役時代は、学校で美術の先生をなさっていたという芸術家。
同い年で芸術家のご主人も、ジュンコさんの亡くなる2か月前に他界。
このほどご子息が開いた「二人展:どっちもどっち」という回顧展に伺ってまいりました。
お元気で絵を描かれていたころの、優しいタッチの植物の水彩画や、
これぞジュンコさん、と思われる、大輪のヒマワリの油絵の大作。
絵の題材にするお花を自ら畑で育てていて、
私にも時々花束を持ってきてくださったことを思い出しました。
ご夫婦の人生をまとめた年表には、
2000年代以降の欄に「フラメンコからズンバ。踊ることが大好き」と書かれていました。
ジュンコさんの80年近い人生を語るキーワードの一つに、
「ZUMBA」を挙げていただいたことに、じーんときました。
息子さん・お嫁さんのお話によると、
「ぜーんぜん、上手くならないのよ~。でも楽しいの!」とおっしゃっていたそう。
なんか、まさに「ZUMBA」のあるべき姿、というか、
「ZUMBA」のエッセンスをしっかりと、堪能していただけたんだなと思いました。
・・・ジュンコさんのお姿を思い浮かべる。
ずーっと、ニコニコしながら踊っていた。
お気に入りの曲(スペイン語や英語)は、聞こえたままに口ずさんでいた。
できる・できない、は、どうでもよかった。
音楽をきいて、体を動かすことが、ひたすら楽しかったのだ。
あんなに楽しそうに取り組んでくださった方は、
後にも先にも、いないかもしれない。
ZUMBAの楽しみ方を、教えていただいた。
ジュンコさん、ありがとうございました。