つれづれなるままに

桜に思う

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満開の桜を、楽しんでいます。

今年は開花宣言の頃から天気が不安定だったせいか、
ゆっくりと咲き進み、例年より長めに満開状態が保たれている気がします。

加えて、ソメイヨシノに先立って咲き始めた陽光がしっかり残っていて、
その濃いピンクとのコントラストが楽しめるのも、珍しい。

毎年、開花は待ち遠しく喜ばしいのですが、同時に、寂しさも覚えます。

開花すると数日のうちに満開を迎え、
雨や強風に見舞われて、あっという間に散ってしまう。

次、開花の喜びを迎えるまで、またあと1年かぁ・・・
また寒い冬を乗り越えないと、桜が咲かないのかぁ・・・と。

だからこそ、桜に心動かされるのだとは、わかっているのですが、ね。
花を見せない350日以上、しっかり生き続けるからこそ、またこのような美しい姿を現す。
しかも、毎年同じではなく、少しずつ成長している。

そんな桜の生き方(?)に、人生を重ねやすく、
この時期は、新年と同様、心機一転の心持になりやすいのでしょう。

先々起こるかわからないことを心配してばかりで、結局、何も行動を起こさないのは、
いつか散ってしまうことにとらわれて、今日しかない美しさ・力強さを見逃してしまうのと同じ、
ではないでしょうか。

貴重な時間や、またとない機会を失っているかも?

さて、

一輪ずつ見ると、淡いピンク色で、
ぼんぼりのようにまぁるくほころんでいるのがとてもかわいらしく、
並木の下に潜り込んで見上げれば、力強く伸びた枝にみっちりと花をつけ、

どこを切っても絵葉書のようで、つい写真を撮りたくなるのですが、

どうやっても、目で見た感動のままに写らないので、
今、この時、しっかり目で見て、心に残しておくことにしております。

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